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リハビリその2。【退院後】  

退院後のリハビリの話。
病院での続きをシミュレーションし、とにかく普通に歩くことを日課としました。
退院から3日くらいは慣らし運転といいますか様子見をしました。
病院内と違って気温が圧倒的に低いので、どれだけ動けば安全で、効果が出るのかわからず、手探りで始めました。
まずはマンションの廊下をぐるぐると歩きます。

調子がわかってきた数日後、マンションの外にも出てみます。
目的地はないですが、とりあえず駅に向かってずっと歩きます。
その後、数週間ほどで3分くらい連続で歩けるようになりました。
また、歩く速さは倒れる前(おそらく年齢の平均から少し速い)とほぼ同じくらいです。

階段にも挑戦しました。
ひとまずマンション内の階段を1階分降ります。
これは問題ありません。
ただ、上りは足が重たくて持ち上げるのが大変でした。それでも、なんとか上がれました。
そして、どれくらい連続で上れるか試してみました。
1階から上がってみたところ
1階~2階は、あまり頑張らずともいけます。
続けて(休まずに)3階まで上がると、途中で足がしびれて重たくなり始めたものの、なんとかいけました。
続けて4階まで上がろうとすると、3.5階に到達するあたりでまともに足が上がらなくなりました。
4階に辿り着いたときは、完全に息が上がって、まったく動けなくなりました。
息を整えて普通に歩けるように回復するまで5分以上かかったほどの、予想外の疲労。
前の記事にも書きましたが階段を降りるときはお尻の筋肉を使い、上がるときはももの前の筋肉を使います。
後にわかりますが、坂道を上ったときも雪道を歩いたときも、疲れる部位は同じでした。
普段意識してませんが、これらはみんな「足を持ち上げる」という歩き方だったのですね。
そして、それが実はとても酸素を使っているのだということです。
結果的に、この時点では階段はせいぜい2階分を上がるのが限界だということがわかりました。

それと、しばらくは重たいものを持ってはいけません。
というのは、手術の際に胸骨を切断しているためです。
骨がしっかりつながるまでは、胸を開くような運動もしてはいけないと。
結局、10キロの荷物を片手で(安心して)持ち上げることができるようになるまで数ヵ月、持ち運びができるようになるまで半年くらいかかりました。
くわえて、物を持ち運ぶというこの行為も、筋肉に負担がかかって酸素をかなり消費する運動だったりします。

血流の悪さの影響は上半身にも現れることがありました。
数分歩いて数分休んでを繰り返しながら20分ほど歩いていたら、急に肩がこり始めました。肩、首のあたりがすーっと冷たくなって重たくなる感じです。
おや?と思って足を止めて休むと数分で治りました。
そもそも肩こりは血流の悪さで発生するものですけれど、ほんの数分で急速に発生して急速に治るというのは初めての経験でした。

その後、徐々に歩ける距離はしだいに増えていきます。
数週間から1ヵ月後には連続5~8分で100~200メートルくらい歩けるようになりました。
3ヵ月後は連続8~10分で300~400メートルくらい。
半年ほどで連続15分くらい、距離は1キロ弱とかでしょうか。
このときまでには階段も3階までは普通に上がれるようになりました。
1年程度で20分以上は大丈夫だったはず。
階段も息は切れがちになるものの、なんとか4階まで休まず上れるようになりました。

自転車にも挑戦しました。それが境川を下るレポートの件です。
自転車はどちらかというと全身運動に近く、階段を上るときと同じように下半身に血液を必要とする運動です。
最初の目標は10キロ走ろうと思って、休憩をはさみながらゆっくりペダルをこぎました。
結局、1時間で片道10キロ、往復20キロを2時間ほどで戻ってきました。
その日はすごく疲れましたが、でも意外といけそうだということがわかったので、その次は、2ヵ月後、片道20キロに挑戦。
さらに2ヵ月後、ブログには書いていませんが片道30キロもいきました。
要は江ノ島まで行ったんですね。
往復6時間以上かかりました。
というか、帰りは道に迷ったので+5キロになりましたが。
自転車で江ノ島まで。
これはそれなりのイベントだと思うんですけどね。ブログに書いてないですけどね!!

そして手術から2年後。
平地なら連続で30分以上は歩けるようになりました。耐久はしたことがないですが、走ったり荷物を持っていなければ1時間程度なら歩けると思います。
階段は5階くらいまでは普通に、それ以上は休みながらで8~9階は上れるようになりました。
やっと、普通の生活ができるようになったかな、と自信が持てました。
ただ、走るのは完全にダメ。
ジョギングは2分でギブアップ、あるいは1分もたないです。
ダッシュに近くなると、絶対にできないというわけではないけど、翌日にとんでもない筋肉痛になります。
それぞれスピードとコンディションによるかとは思います。
ただ、無理してるかどうかがよくわからないので、危険なのは間違いないです。

ということで、これにて明示的なリハビリの記録は終了。
運よくなんとかなりました。
少しずつでも動けるようになっていくとほっとしますが、気長に焦らずにやるしかありませんでした。
ちなみに、この回復のペースが早いのかどうかはわかりませんが、上りの移動で間欠跛行になることについては確実に回復が遅いと感じたので、それを主治医に伝えたところ
「いや、私も階段上ったら息が上がりますから」
とおっしゃっていたので
(そうか、あまり深く悩むと損かもしれない)
と気が楽になりました。
ただ、
(いやいやいや、それは事情が違うんじゃね? 話そらしてるでしょ?)
とも思いましたけどね。
まあ、結果論です。

ところで、間欠跛行や息切れについては、心臓の機能低下以外にも要因がありそうなことが発覚したので、それはまた別の機会に。

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